COLLABORATION 01 ハタノワタルさん(京都府/和紙職人)

和紙の可能性を探り続ける、
表現者の仕事

PROFILE

美大で油絵を学び創作を続ける中で、黒谷和紙と出会ったハタノさん。素材づくりの現場に入り込み、技術を身につけることも表現活動のひとつととらえ、1997 年に黒谷和紙研修生に。技術習得後は、クラフトマーケットやギャラリーでの作品発表を通じ、積極的に若い世代にも和紙の魅力を伝えてきました。建築、工芸、アートなどジャンルを横断して、和紙の可能性を広げているその姿勢に、近年は海外からの注目度も上昇中。2018 年には、綾部市志賀郷町に念願の工房を立ち上げ、創作と技術継承にいそしんでいます。

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京都府綾部市の北部に位置する黒谷地区は、
800年もの歴史を有する伝統的な和紙の産地。
かつて平家の落武者がこの地を隠れ里とし、
紙漉きを始めたことがルーツだとか。
そんな中で、和紙をつくる職人であると同時に
自らの表現を追求し続ける作家として、
現代人に和紙の魅力や可能性を
広く伝えようとしているハタノさん。
「続いてきたものを継承していくために、
常にチャレンジを続けていきたい」
そう語るハタノさんと柿渋のコラボとは?

「もともと油絵をやっていて、いろんな画材を試す中で、和紙をパネルに貼って使うようになったのが、黒谷和紙の魅力に触れた最初のきっかけですね」。そう話すハタノさんが黒谷和紙研修生となったのは1997 年のこと。少年の頃から、地球の資源をむさぼるような大量生産・大量消費を繰り返す現代社会に対して、懐疑の念を抱いていたというハタノさん。「持続可能な暮らしってなんだろう」と考えた時、ひとつの答えを「自然と共生する伝統的な生き方」に見出します。

「昔から続いてきたことには、この先も続いていく力がある。僕は表現活動をする人間として、その現場に入り込んでみたいと思ったんです。続いてきたものを受け継いでいくこと、それが果たして自分にできるのかという挑戦の気持ちもありました」。若い世代にも和紙の魅力に気づいてもらいたいと、技術習得後、積極的にクラフトマーケットやギャラリーなどで作品発表を続けてきたのは、まさにそんな思いのあらわれ。ハタノさんにとって、「伝統の担い手であること」と「同世代を惹きつける最先端のものづくりをすること」は、表裏一体で不可分なものとして、心に在り続けています。

「もともと油絵をやっていて、いろんな画材を試す中で、和紙をパネルに貼って使うようになったのが、黒谷和紙の魅力に触れた最初のきっかけですね」。そう話すハタノさんが黒谷和紙研修生となったのは1997 年のこと。少年の頃から、地球の資源をむさぼるような大量生産・大量消費を繰り返す現代社会に対して、懐疑の念を抱いていたというハタノさん。「持続可能な暮らしってなんだろう」と考えた時、ひとつの答えを「自然と共生する伝統的な生き方」に見出します。「昔から続いてきたことには、この先も続いていく力がある。

僕は表現活動をする人間として、その現場に入り込んでみたいと思ったんです。続いてきたものを受け継いでいくこと、それが果たして自分にできるのかという挑戦の気持ちもあり」。若い世代にも和紙の魅力に気づいてもらいたいと、技術習得後、積極的にクラフトマーケットやギャラリーなどで作品発表を続けてきたのは、まさにそんな思いのあらわれ。ハタノさんにとって、「伝統の担い手であること」と「同世代を惹きつける最先端のものづくりをすること」は、表裏一体で不可分なものとして、心に在り続けています。

昔から庶民の暮らしを支えてきた黒谷和紙は、自然の滋味を感じる素朴で飾らない風合いが魅力。しかしハタノさんが紙漉きを始めた頃から、原料となる楮(コウゾ)の栽培量は全国的に減少の一途にありました。そこでハタノさんは2002年頃から楮の自家栽培をスタート。さらに2018年には念願の工房づくりにも着手しました。それまで黒谷町の共同作業場を利用して紙漉きを行っていたのを、自前の機械や装置でできるように、という思いからです。

「原料がないとか、設備が老朽化して使えなくなった、となってしまう前に、これからも紙漉きを続けていけるような体制を整えておくことが必要なんです」とハタノさん。「未来を見据えて、よりよいものを作るために創意工夫を凝らしたり、新しいことにチャレンジしたりするのも、職人の仕事のうち。それは僕自身が出会ってきた、いろんなジャンルの素敵な作り手さんから学んだことでもあります」。
建築家や陶芸家、茶道家といった異分野の人々との交流を糧にして、和紙による表現の幅を広げてきたハタノさん。その作品は、海外からも注目を集めています。

昔から庶民の暮らしを支えてきた黒谷和紙は、自然の滋味を感じる素朴で飾らない風合いが魅力。しかしハタノさんが紙漉きを始めた頃から、原料となる楮(コウゾ)の栽培量は全国的に減少の一途にありました。そこでハタノさんは2002年頃から楮の自家栽培をスタート。さらに2018 年には念願の工房づくりにも着手しました。それまで黒谷町の共同作業、自前の機械や装置でできるように、という思いからです。
「原料がないとか、設備が老朽化して使えなくなった、

となってしまう前に、これからも紙漉きを続けていけるような体制を整えておくことが必要なんです」とハタノさん。「未来を見据えて、よりよいものを作るために創意工夫を凝らしたり、新しいことにチャレンジしたりするのも、職人の仕事のうち。それは僕自身が出会ってきた、いろんなジャンルの素敵な作り手さんから学んだことでもあります」。
建築家や陶芸家、茶道家といった異分野の人々との交流を糧にして、和紙による表現の幅を広げてきたハタノさん。その作品は、海外からも注目を集めています。

ハタノさんが柿渋という存在を知ったのは、研修生になりたての頃。黒谷町は昔から渋札(和紙に柿渋を塗った荷札のようなもので、呉服関係者に用いられた)の生産地であり、和紙と柿渋の相性のよさや、その多彩な効能に興味をひかれたといいます。職人として独立してからは、自分で柿渋を探して購入し、作品作りにも盛んに使うように。「それがたまたまトミヤマさんのだったんですよ。その後、南山城村に住む知り合いの陶芸家さんのご紹介で顔見知りになれたんです」。

綾部市にある古民家を再生した、ハタノさんの自宅兼ギャラリーは、壁も天井も床も和紙。柿渋もあらゆるところに使われているそうです。柿渋を塗った和紙の丈夫さ、使い込むほどに艶めいていく経年変化の魅力などを、住まいながら再認識して自信を得たハタノさん、その気づきが和紙+柿渋仕上げのテーブルというオリジナル商品開発につながりました。
「柿渋も和紙も、自然のものをいただいて作っているからか、冨山さんとは話が合うんですよね。今年はミツバチが少ないね、とか言って」。自然の巡りの中で、働き、思索する創作の日々から、この先どんな表現が生まれるか、目が離せません。

ハタノさんが柿渋という存在を知ったのは、研修生になりたての頃。黒谷町は昔から渋札(和紙に柿渋を塗った荷札のようなもので、呉服関係者に用いられた)の生産地であり、和紙と柿渋の相性のよさや、その多彩な効能に興味をひかれたといいます。職人として独立してからは、自分で柿渋を探して購入し、作品作りにも盛んに使うように。「それがたまたまトミヤマさんのだったんですよ。その後、南山城村に住む知り合いの陶芸家さんのご紹介で顔見知りになれたんです」。
綾部市にある古民家を再生した、ハタノさんの自宅兼ギャラ

リーは、壁も天井も床も和紙。柿渋もあらゆるところに使われているそうです。柿渋を塗った和紙の丈夫さ、使い込むほどに艶めいていく経年変化の魅力などを、住まいながら再認識して自信を得たハタノさん、その気づきが和紙+柿渋仕上げのテーブルというオリジナル商品開発につながりました。「柿渋も和紙も、自然のものをいただいて作っているからか、冨山さんとは話が合うんですよね。今年はミツバチが少ないね、とか言って」。自然の巡りの中で、働き、思索する創作の日々から、この先どんな表現が生まれるか、目が離せません。

COLLABORATION ITEMS

柿渋染め和紙テーブル(大)

和紙と鉄が醸し出す、エッジの利いた表情。
柿渋で染めた和紙は、歳月とともに艶を増し味わい深くなります。
※天板と脚は別売りです

  • 【寸法】天板: 幅900× 奥行600mm
    脚(1本分):幅540× 奥行200×
           高さ840mm
  • 【材質】合板・和紙・黒皮鉄
    ※天板表面オイル仕上げ
  • ◆写真は脚を2本使用。脚の向きを変えることで高さを3種類に変更可能です。
    例)脚2本使用で高さ540mm/840mm
      脚1本使用で高さ200mm/540mm
  • ◆柿渋で補強した和紙を木の板に貼ったものを
    天板にしており、
    水濡れもさっと拭き取れば安心です。
  • ◆こちらの商品は受注生産品となり、お届けまで
    2ヶ月程度お時間を頂戴します。
天板 ¥49,680(税込)
脚(1本) ¥14,040(税込)

柿渋染め和紙テーブル(小)

和紙と鉄が醸し出す、エッジの利いた表情。
柿渋で染めた和紙は、歳月とともに艶を増し味わい深くなります。

  • 【寸法】天板:幅560× 奥行400mm
    脚:幅560× 奥行400× 高さ200mm
  • 【材質】合板・和紙・黒皮鉄 ※天板表面オイル仕上げ
  • ◆脚は固定されており、高さを変えることはできません。
  • ◆柿渋で補強した和紙を木の板に貼ったものを天板にしており、
    水濡れもさっと拭き取れば安心です。
  • ◆こちらの商品は受注生産品となり、お届けまで
    2ヶ月程度お時間を頂戴します。
¥41,040(税込)

黒谷和紙各種(空間デザイン・施工もご相談ください)

自然の滋味豊かな、
手漉きの黒谷和紙を暮らしに。
柿渋で染めたものもございます。
和紙+柿渋を活かした空間デザイン・施工のご相談も承っております。

  • ◆黒谷和紙は着色方法や仕上げ、サイズによって価格・納期が異なります。
    価格例)390×490mm /¥648(税込)より
        610×970mm 薄手(障子紙)/¥1,296(税込)より
        610×970mm 厚手/¥2,160(税込)より
  • ◆店頭在庫があるものは、オンラインショップにてご購入いただけます。
¥648 ~(税込)
  • 和紙+柿渋を使った空間は自然で心地よ、経年変化も楽しみ。和紙+柿渋を使った空間は自然で心地よく、経年変化も楽しみ。

掲載商品は、受注生産を承ります。

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